回路端子

 

端子は、サーキットブレーカとその保護対象の回路を電気的に接続するために使用されるコンポーネントです。 たとえば、電線は、端部のコネクタの有無にかかわらず、端子を使用すればサーキットブレーカに取り付けることができます。

Carling Technologiesでは、さまざまな端子を取り揃えています。適切な端子を選択したかどうかによって、ブレーカの電流定格、規制機関の要件、針金ゲージ、およびコネクタは大きな影響を受けます。サーキットブレーカを選択する際は、電線、コネクタ、および端子の定格が最大電流定格に対応していることを十分に確認してください。

形状とはめ合い寸法

以下のリストに示す端子の形状とはめ合い寸法および他の寸法と電気的仕様が記載されているPDFファイルは、このWebサイトの特定のシリーズの製品ページからダウンロードできます。

クイックコネクトタブ端子

Carlingでは、対応する雌クイックコネクタに確実に適合するように設計された0.250インチのクイックコネクトタブ端子を提供しています。 この"プッシュオン"接続は、六角ナットやネジなどの外部ハードウェアが不要なため、"迅速な"取り付けが可能です。

クイックコネクトタブ端子の最大定格は30アンペアです。ただし、VDEなどの特定の規制機関では、25アンペアを超える定格については、ネジ端子の使用を要求しています。したがって、通常、Carling Technologiesでは、タブ端子の使用を25アンペア以下の電流定格に制限することを推奨しています。

また、クイックコネクトタブは、ファストン端子、スペード端子、タブ端子、QC端子と呼ばれる場合もあります。

CarlingのMシリーズ、Aシリーズ、Bシリーズ、およびCシリーズのサーキットブレーカでは、クイックコネクト端子を使用しています。

ネジ端子

ネジ端子は、ネジを締め付けて、接続線、フォークコネクタまたはリングコネクタ、またはバスバーをサーキットブレーカに接続できるように設計されています。

通常、ネジ端子は、ネジ穴と8-32または10-32のネジを備える端子で構成されます。 ネジ端子は、通常、バスタイプまたは上向きラグ付きタイプの2つの形式で使用されます。 バスバーを導電体として選択した場合に、バスタイプのネジ端子がバスバーと完全にフラッシュ接続できるように設計されています。 端子は、縦向きに取り付けられたブレーカが横向きに取り付けられたバスバーと接続できるようになっています。上向きラグ付きネジ端子は、バス端子の角がわずかに上に曲げられています。 Tこの曲がりによって、フォークコネクタまたはリングコネクタに確実に接続できるようになります。 バス端子のコンポーネントが30度の角度で曲げられている場合もあります。

CarlingのMシリーズ、Aシリーズ、およびBシリーズのブレーカでは、8-32ネジ端子を使用しています。

CarlingのAシリーズ、Bシリーズ、Cシリーズ、およびEシリーズのブレーカでは、10-32ネジ端子を使用しています。

Carling Cシリーズネジ端子には、10-32ネジ、平ワッシャ、およびサドルクランプが付属しています。 サドルクランプは、直接結線に使用しますが、ワイヤ端子ラグを使用する場合は破棄しても構いません。

Carling Dシリーズブレーカには、直接結線またはフォーク端子接続用の#10ネジと圧力プレート端子が付属しています。

8-32ネジ端子の最大定格は30アンペアです。10-32ネジ端子の最大定格は50アンペアです。CarlingのEシリーズサーキットブレーカでは1/4-20ネジ端子も使用しており、この最大定格は100アンペアです。また、Fシリーズブレーカで使用される3/8-16ネジ端子の最大定格は700アンペアです。

CarlingのAシリーズ、Bシリーズ、およびCシリーズのサーキットブレーカでは、メートル法のネジ端子も使用できます。

ネジ式スタッド端子

ネジ式スタッド端子は、スタッド端子に適合する六角ナットを締め付けて、接続線、フォークコネクタ、またはリングコネクタをサーキットブレーカに接続できるように設計されています。 ネジ式スタッド端子には、2つの六角ナットと2つの平ワッシャが付属しています。このネジ式スタッド端子は、高アンペア定格用に設計されており、最も信頼性と強度が高い接続形態とされています。

CarlingのCシリーズおよびEシリーズのサーキットブレーカでは、10-32および1/4-20のネジ式スタッド端子を使用しています。Cシリーズブレーカでは、M5およびM6ネジ式スタッド端子も使用しています。CarlingのFシリーズサーキットブレーカでは、3/8-16ネジ式スタッド端子を使用しています。

10-32およびM5のスタッド端子の最大定格は50アンペアです。1/4-20およびM6のスタッド端子の最大定格は100アンペアです。3/8-16スタッド端子の最大定格は250アンペアです。

箱配線コネクタ端子

箱配線コネクタ端子は、箱形ラグとネジで構成される高アンペアコネクタです。このコネクタ端子は直接結線用に設計されています。

Carling TechnologiesのEシリーズサーキットブレーカは、前面接続形式の箱配線コネクタです(圧力プレートは付属する場合と、付属しない場合があります)。圧力プレートが付属する箱配線コネクタでは、#14~0のAWG銅線または#12~0のAWGアルミ線を使用できます。 圧力プレートが付属する箱配線コネクタは、標準的な電線用に設計されています。 圧力プレートが付属する箱配線コネクタは、費用がかかるオプションですが、最も確実な接続方法です。Eシリーズの箱配線コネクタの最大定格は100アンペアです。

Carling Fシリーズサーキットブレーカは、圧力プレートが付属する前面接続形式の箱配線コネクタを使用しています。 この場合、箱形ラグが対応可能な電線サイズは#6~250 MCMです。Fシリーズの箱配線コネクタの最大定格は700アンペアです。

Carling SmartGuard(PDシリーズ)サーキットブレーカでも、圧力プレートが付属する前面接続箱配線コネクタを使用しています。 SmartGuard箱配線コネクタの最大定格は50アンペアです。

プリント基板端子

プリント基板端子(PC端子)は、プリント基板に直接はんだ付けされます。この端子は、配線の必要がないため、特に複数のサーキットブレーカが必要な場合には、取り付けに時間がかからず、省スペースで、費用効率に優れた端子です。

Carling Technologiesでは、AシリーズおよびBシリーズのサーキットブレーカに直角の背面接続PC端子を使用しています。これらの端子の最大定格は欧州承認規格では30アンペアで、UL/CSA承認規格では50アンペアです。

押し込み式スタッド端子

押し込み式スタッド端子は、バスバー内の直径0.311インチの取り付け穴に適合する"弾丸状"の端子です。この押し込み式スタッド端子は、費用効率に優れ、取り付け面積が少ないため、多極通信および配電の用途で急速に普及しました。 押し込み式スタッドは、"バレットターミナル"や"プラグインスタッド"とも呼ばれます。

CarlingのCシリーズサーキットブレーカでは、最大定格が100アンペアの押し込み式スタッドを使用しています。

その他の端子オプション

CarlingのAシリーズおよびBシリーズのサーキットブレーカでは、combination .250クイックコネクトタブ/はんだラグ端子も使用しています。Cシリーズサーキットブレーカでは、丸い形状のバスロッドに適合するように設計された1/4ヒューズクリップおよび7/16ヒューズクリップ端子を使用しています。

特殊な端子の要望については、Carling Technologies販売代理店までお問い合わせください。

補助スイッチ端子

サーキットブレーカ構成に組み込むことが可能な補助スイッチに使用する端子についても、幅広く対応しています。

    <limシリーズおよびqシリーズのサーキットブレーカでは、直径0.060インチの二重はんだタレットまたは直径0.058インチの丸形クイックコネクト端子を使用しています。< li="">
  • CarlingのAシリーズおよびBシリーズのサーキットブレーカでは、0.110インチのクイックコネクト端子と0.139インチのはんだラグを使用しています。 Aシリーズサーキットブレーカでは、0.093インチのクイックコネクト端子も使用しています。
  • CarlingのCシリーズサーキットブレーカでは、0.110インチおよび0.187インチのクイックコネクトタブを使用しています。 また、0.139インチのはんだラグ端子も使用しています。
  • CarlingのFシリーズサーキットブレーカでは、0.110インチクイックコネクト、0.139インチはんだラグ、および直径0.093インチの丸形クイックコネクト端子を使用しています。
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