極数は、サーキットブレーカによって同時に保護できる、完全に独立したサーキットの数です。 Carling Technologiesのサーキットブレーカは、単極構造で使用したり、複数ユニットまたは多極アセンブリに組み込むことができます。

Carling Technologiesでは、1~2極構造(Mシリーズ、Qシリーズ)、1~3極構造(Aシリーズロッカー、Fシリーズ)、1~4極構造(Dシリーズ)、および1~6極構造(Aシリーズハンドル、Bシリーズ、Cシリーズ、Eシリーズ)をご用意しています。

多極ブレーカ

Carling多極サーキットブレーカの極は、電気的に絶縁されていますが、"コモントリップ"リンケージによって機械的に連結して設計されているため、ブレーカ内である極がトリップすると、ブレーカの他の極も同時にトリップします。 最も一般的な多極の用途は、電線と負荷間の双方向について、回路の両側を保護および遮断することです。 この用途では、双極ブレーカの両方の極が同一です。 同様に、3極ブレーカは、3相回路の3つの電線のすべてを遮断するために使用されます。

異種多極ブレーカ

多極ブレーカは、異なる極で構成して、複数の回路を制御できます。 たとえば、あるブレーカでコンプレッサを保護し、別のブレーカで冷却ファンを保護するとします。これらのブレーカは、定格が異なる場合、1つの双極ブレーカに組み込むと、あるブレーカがトリップすることで、自動的に他のブレーカもトリップします。実際、このような2つのブレーカは、3極ブレーカを遠隔からトリップする機能を備える電圧コイルを含んでいる第三のブレーカ極とさらに組み合わせることもできます。

異種多極ブレーカについて、Carlingでは、標準カタログ注文スキームの協定の範囲外の特別なカタログ番号を割り当てています。 ただし、オンラインConfiguritを使用して、別の適切な極の構造を構成することができます。

二重コイル

二重コイル構造を採用して、サーキットブレーカの1つの極のスペースに2つのコイルを配置することができます。二重コイルオプションを希望する場合は、Carling Technologies販売代理店までお問い合わせください。

トリップフリー機構

Carling Technologiesのすべてのサーキットブレーカでは、内部トリップフリー機構を採用しています。この安全機能によって、過電流状態または故障状態のとき手動で接点を閉じたままにできなくなります。したがって、アクチュエータが強制的にオン位置で保持される場合、ブレーカは適切な条件でトリップします。Carling Technologiesの多極サーキットブレーカのトリップ機構は、内部で機械的に連結され、過電流状態ではアクチュエータによって制御されないため、Carling Technologiesでは、ハンドルタイを使用して多極サーキットブレーカを作成し、2つ以上の単極サーキットブレーカを"連結"することを許可していません。